愛の甘さ<健康=苦み
2017-02-16
おとといのバレンタインデー。
帰宅すると嫁からチョコをもらった。
子どもにもあげてなくら僕だけにだと渡してきた。
嬉しい反面、若干の嫌な予感を感じる。
過去の経験則からいうと、嫁がご機嫌に作った食べ物を渡してくる場合、「実験で作った検証食」である場合が高確率であり、さらにほぼ味見をせずにいきなり実戦投入してくる大胆なオペレーションが展開されることがある。
しかし今回はチョコである。
まあ一般的にバレンタインのチョコは市販のものを溶かして作るので、まず大きな間違いはないはずである。
やたらと色の濃さが気になったが、クランチ風に加工してあるチョコを手に取る。
チョコ好きの娘に毒味させることも考えたが、さすがに作ってくれたということで、僕が最初に食べなきゃと口に運ぶ。
ほほう、口に入れて直ぐ濃厚なカカオの香りが広がる。
そしてチョコのあの、甘みが・・・無い。
そして刹那の瞬間に襲うこの味覚。
苦(にが)っ!!
思わず出てしまった言葉。
苦いのである。
甘さはほとんど感じれない。
嫁は僕のリアクションを見て
「そんなはずない!」
ほんまに甘くない。
苦くてしゃりしゃりした物体。
バーベキューに使う炭食べたらこんな感じかな。
思わず風呂上がりの僕の晩酌であったスプライトを飲む。
「味見した?、これ?」
「少しかじった(訳:味は確認してはない)、そんな苦くない『はず』」
やはり、ヤツはアンノウンのまま実戦投入してきている。
僕はスプライトを再度飲み、もう一個食べて見ることにした。
しゃりっ、しゃりっ。
にっが!さらににっが!
スプライトを甘さの後で食べたらさらに苦味がアゲポヨ。
「ちょと食べてみい!」
と嫁にもスプライトを一口、その後暗黒物質を一口とやらせてみたところ、、、
にっが!(初体験!!
こいつ、やっぱ味見してなかったな。
でしょ。
嫁曰く今回のチョコは僕の健康を考えて高カカオのビターすぎるチョコを使ったようだ。
ポリフェノール万歳。
結果 1日一個健康のために食べて。とのこと。
刑務所ではお菓子などが出ると甘シャリというらしい。
健康への想いが愛を超える。
しかしその綺麗に見える想いについて「味見」がなかった。
味はともかく健康のために作ってくれたことを感謝しつつ、一日ひとつありがたく頂戴します。
ハッピーバレンタイン