何を捨て、何を残すかで人生は変わる【本田直之】
まさかの入手ルート
本田直之さんの何を捨て、何を残すかで人生は変わるを読んだ。
もともと本田さんの本はすべて買って読んできた。
しかし今回は自分ではなく、父がまとめて勝ってほしいと頼んで来た数冊の一冊がこの本だった。
父から「この人は仕事のほとんどをiPhoneでしてるねんな。すごいな!」といわれ渡された。
内心「あんたの息子もすでにそうなっていますよ」と思いながら本を受け取る。
著者の本田さんはハワイと日本と世界を回りながら仕事をしている。
僕が将来生きていくうえでの大きなモデルとしている方だ。
直接お話したことはないが、ホノルルマラソンにいったとき、その後の完走パーティーをすることになり、DFSの前で待ち合わせているときに、お見かけしたことがある。
ほんまにハワイにいるんや!と感動したものだ。
どうしても結果としてハワイと日本のデュアルライフという華やかなイメージがある本田さんであるが、相当このスタイルを作るまでに時間がかかっていることが、著作の中でよく触れていた。
ほんまに、ハワイと日本で生活できるのか?
当初のころは「まじか?もっと簡単なんじゃねえの?」って思ったが、本田さんの当初のレバレッヂシリーズを読みながら思っていた。
しかしそれからだいぶ時間を経て、僕もハワイとのデュアルライフにあこがれつつ準備を進めていたが、ほんとうにそれは時間も手間もかかるものだ。
たとえば先ほど少し触れた「iphone一台でかなりの仕事をこなす」ということであるが、確かに技術的には難しいものではない。
ドロップボックスや、iCloud、googleDriveを活用し、メールはすべてGメールへ。
FAXもメールで受け取るように。
電話は携帯へ転送。
スペックの高いモバイルPCを使う。
決して難しくない。
僕もこれについてはすでに完成している。
ほぼほとんどの業務が事務所にいなくてもできる。
本年度神戸青年会議所の専務理事を「自身がプレーヤーでありながら仕事をしながら」できているのは、これまでに培ったこのような技術のおかげである。
技術やノウハウより難しいことは
しかし、一番難しいことは
「どこからどこまで人に任すのか?」
「マニュアル作り」
この2つである。
どうしても会社を離れるのであれば、離れている間対応する人などが必要となる。
その場合「一人の誰か」にすべてを教え、任すという方法もある。
ただ、その危険性は「その人がやめたら業務が止まる」ということである。
多くの会社や組織がこの問題を抱えている。
働く側からいうと「なんちゅう理論」と思われるかもしれない。
しかし雇用する側としては会社を回していく最大のリスクヘッジだろう。
「経験」を「マニュアル化」する。
これが大変である。
社長がいなくても回る会社。
これは数名の社員がいる会社であれば時間をかければできる。
しかし僕のように「ほぼ一人」でやっているような多くの会社がこれが大変。
なぜなら仕事のほとんどは「社長の頭の中」にしかない。
結局これをマニュアル化するのに時間がかかるのだ。
もう技術的なところは終わったので、今後はそちらにシフトしていきます。
あ、書評からだいぶ離れてしまいましが、、、、相変わらずの安定感ある一冊でした。
仕事をしながらの「生き方」をあらためて考えたい方はどうぞ。